パニック障害体験記

パニック障害体験記③

こんにちは!

あきらです。

パニック障害体験記③です。

無難な大学生活を送り、大学4年生になり就職活動をすることになります。

そして就職活動が始まりましたが、
私は本当にやりたいことや、興味があることがなく、困り果ててしまい、就職活動が嫌になってしまいました。

とにかく楽な仕事がないか、探してるような状態でした。

その様な考えだったので、
就職活動は当然うまくいきませんでした。

しかし3月になりようやく就職内定をもらい、
入社式を待つ日々を送っていました。

忘れかけたパニック障害が再び

就職も決まり、時間があるので、友人3人でスキーに出かけることになりました。

スキー場に出発しようとして、私が車を運転することになりました。

その時です。

忘れかけた、パニック症状がまた出てきたのです。

その恐怖は旅行中、ずっと続き、
スキーをしていても、友人と話していても、
旅館で温泉に入っていても、なくなることはありませんでした。

ものすごい恐怖感に襲われ、旅館ではほとんど食事をとることが、できませんでした。

友人達は不思議そうにその様子を見ていました。

旅行が終わり、
これはまずいと感じ、心療内科に行くこと決めました。

そして、心療内科に行こうとして、電車に乗ろうとしていました。

電車に乗り出発を待っています。

そして、電車が閉まろうとする瞬間です。

またものすごいパニック症状が起きてしまったのです。

私は物凄い勢いで、電車から降りてしまいました。

もう電車にも乗る事が出来ない。

来月から会社で働くもできないではないかと、絶望的な気持ちが湧いてきました。

車なら大丈夫だろうと、車に乗りこんで、死んでしまうような恐怖心を、抱えたまま、どうにか心療内科にたどり着くことができました。

心療内科にたどり着いてから、先生と話した内容は、今でも詳細に思い出すことができます。

私は藁にもすがるような気持ちで、先生に今日これまでに起こったことを話しました。

先生は、「最近多いねー。それはパニック障害だよ」と診断してくれました。

私はその瞬間、この得体の知れない恐怖の正体がパニック障害だということがわかり、とても安心したことを覚えています。

「この薬飲めば絶対大丈夫だから」

と励まされ、心療内科を後にしたのでした。